抗がん剤投与・パクリタキセル 3回目〜11回目
お久しぶりです。
皆様、お元気でしょうか?
11回目までを振り返ってみようと思います。
3回目〜11回目まで休むことなく、毎回月曜日投与です。
パクリタキセル3回目
この回の投与は特にアレルギー反応も起こすことなく、終了しました。
ただ、まだ3回目なのにルートの確保が難しく、あれやこれやと何回もトライされ、3人くらい看護師さんが変わってやっとということがありました。
こういうときにポートの話をされ、最後には
「まぁ、あなた次第だけどね〜」
で終了されたんですが、ある意味、看護師さんとしては早くポート入れてくれよって思われてるんだろうな〜って思ってました笑
この週は火曜日までは元気で散歩に行ったりしていたんですが、火曜日の夜には疲れて泣くという笑
水曜日はとてつもなくしんどくて一日中寝てました。
木曜日はオンコロジストとのミーティングだったんですが、ここでしんどい原因の筋肉痛を和らげるために漢方を飲んでよいのか?とかL-グルタミン酸飲んで良いのかときいたんですが、どちらもだめとのこと。
オーストラリアでは中国人も多く、漢方屋さんがあるんですが、西洋医療をまだまだ軸としているため、「ほら、漢方はどう作用するかわからないしねぇ〜」と言われ、却下。
L-グルタミン酸は「多分、効かないと思う〜」と言われ、却下。
そのかわりに、筋肉痛にはマッサージや鍼、湯たんぽやヒートパックで温める、Deep Heatという筋肉痛に効く温湿布みたいな塗り薬を塗ってみるのを試してみてと言われました。
そして、ちょっと吐き気があるというと新しい吐き気止めを出してくれました。
この週は金曜日くらいから徐々に回復して、動ける幸せを堪能してました。
パクリタキセル4回目
この回はパクリタキセルとハーセプチンとゾリデックスと盛りだくさんの日。
今回からは、パクリタキセルを普通のスピードで投与してもらいました。1回目にアレルギー反応が出たので、2回目〜3回目までは最初は少しスピードを落として入れてもらってました。
普通のスピードで投与しても、特に大きなアレルギー反応が出ることはなかったのですが、ルートを確保したあたりが投与中、少し赤くなるということがありました。
この少し赤くなる反応、ほっておけば治るときもあるし、ほっておいたらもっと赤くなるときもあるし、看護師さんに伝えるラインの見極めが難しいな〜って思ってました笑
ほら、看護師さんたち忙しそうであんまり煩わせたくないなっていう思いがありまして。
看護師さんに「どう?」って聞かれたときはちゃんと伝えるようにはしてるんですけどね。
看護師さんに無駄に気を使ってしまいます。
この週はひたすら眠くて眠くて寝てました。
なぜかというと、新しく出してもらった吐き気止めが超絶眠くなるお薬でして、朝ゆっくり起きてそれを服用すると、昼過ぎには眠くなって、そこから寝て、夕方6時頃に置きて晩ごはん、そこで薬を服用すると10時とか11時には布団の中、という、あれ?私、今日何してたっけ?という生活でした。
これ、吐き気止めとしての機能が効いてるのか、それとも眠気をさそって眠っておけば吐き気を感じることがないという効用なのかよくわからんお薬でした笑
パクリタキセル5回目
この日もアレルギー反応は起こることなく、普通のスピードでの投与でした。
投与後も元気だったんですが、夜からすでに筋肉痛が。。。。
この週はちょうどスポーツドリンクを飲み始めたような・・・・
どなたかのツイートでスポーツドリンクが効くとおっしゃっていたので、スポーツドリンクを飲み始めました。
たくさんの砂糖が入っていて、あまり体には良くないかもしれませんが、今の私には必要なものなんだと思って。
このスポーツドリンク、私には効いてる気がしました。
筋肉痛をあまり感じなくなった気がするんですよね。プラシーボ効果かもしれないですけど。
週末近くなると、元気にはなるので(まぁ元気と言っても疲れやすいんですが)、ちょっとお買い物にでかけたり(近場ですが)と自由に動いてました。
といっても、一人か旦那さんですが。
どうも、お友達に迷惑をかけてはいけない、直前にキャンセルすると(いつ体調が悪くなるかわからない為)申し訳ないという気持ちであまりお友達と会う気分には慣れませんでした。
無理して出かけると自分もしんどいなと思って。
なので、お友達には電話という感じでしたね。
パクリタキセル6回目
今回も特にアレルギー反応なく終わりました。これで半分が終了です。
この週は特にこれといったこともなく、という感じでした。
もう副作用にも慣れてきて、吐き気がとか、筋肉痛がとか、気にするわけでもなく。
吐き気が来ても、はいはい〜吐き気ね〜薬はこれ〜。
筋肉痛が来ても、はいはい〜筋肉痛ね〜スポーツドリンク飲みますかみたいな感じです笑
多分、この週あたりから、追加で出された吐き気止めの薬を飲む日を少なくしていきました。
そうしないと、毎日寝て過ごしてなんにも出来ないようになってしまうので笑
ドクターも必要だったら飲んでとのことだったので、自分で調整してました。
副作用止めるために薬のんで、一日寝て過ごして何も出来ないよりは、ちょっと吐き気あるけど、起きておいて何かしたいという気分が勝ったという感じです。
逆に、今日超絶しんどいぜ!というときは、あえてこの吐き気止め飲んで、睡眠誘い出して寝るなんてもしてました笑
この日、いつも飲んでいるデキシメタゾンというステロイドを減らせないかと薬剤師さんに相談してみました。
今回まではステロイドを前日と投与日に服用していたんですが、さすがステロイド、頭ギンギンに冴えて、寝れないし、疲れをわからせない。
寝れないのは仕方ないにしても、疲れをわからせないってちょっと危険だと思ったんですよね。
抗がん剤やってなかったら、かなり疲れるだろうことをやっても、全然疲れなくて、逆にまだまだデキルぜ!みたいな日がありました。
家事一通りやって、プラスでキッチン掃除して、ウォーキング7キロ行って、お菓子焼いたりしたりしても全然疲れないんです。
むしろ、これからまだウォーキング行けます!ってくらい。
ちょっと私には強すぎるのでは?ということで相談したら、徐々に減らしていきましょう、ずっと服用し続けるのも良くないしね、ということで次の回から徐々に減らすことになりました。
さて、これが吉と出るか凶と出るか。
パクリタキセル7回目
前日に服用していたデキシメタゾンをやめて、今回は投与日だけ2つぶ服用。
パクリタキセル投与中、パックの中のパクリタキセルがすべてラインに流れて、もうそろそろ終わりそうという頃になって、ルート確保してたあたりが腫れてることに気づきました。
パクリちゃんが漏れちゃってたみたいです。
すぐに止めてもらって、ルートも抜いて、ひたすら冷やす。
冷やす。
冷やす。
冷やすという対処が一番らしいです。
その後、ドクターが来てみてもらったんですが、冷やす以外には特にやることないということで、新しい場所にルートを入れて、続きの投与を行いました。
今回、ルートをとったところがちょうど手首だったので、トイレとか動かした際に漏れたのかもしれないということ。
手首は漏れやすいから、あんまり動かさないでね〜って、一言言ってほしかった笑
手首らへんは漏れやすいらしいので皆様もご注意くださいね。
特に私は血管細くて、投与中は寒さもあって血管が縮小しちゃったのもあるかもね〜と看護師さんも言ってました。
家に帰っても、ひたすら冷やしてということでお家でも冷やしてました。
ちなみに、この漏れたところ、約1ヶ月たった今でも、なんか違和感あります。
漏れたあたりがアザになってて、なんていうんだろうっていう感覚です。
感覚が鈍いというか、その部分だけしびれてるっていうか。。。
早く治ってほしい〜と思ってます。いつ頃治るんでしょうか。。。。
ってか、治るのか?って感じですけど。
この週、ポートを入れることに決めました。
パクリが漏れたし、ハーセプチンで今後も投与を考えると今のうちに入れておいた方が良いかなと思って。
日帰り手術になるので、かなり迷ったんですが、また何かが漏れるよりは今のうちに日帰り手術行っておこうかという決断です。
もう日帰り手術は嫌なんですけどね〜
ちなみに待ち時間2週間と言われ、一ヶ月たった今でも連絡ありません笑
さすがオーストラリアといいましょうか、なんといいますか。。。
まぁ、いいんだけどさ。
相変わらず、週末近くなると回復してきます!
パクリタキセル8回目
この日はゾリデックスも注射。
この日はデキシメタゾンを投与日、2つぶから1つぶに減らしてみました。
アレルギー反応もなく、終了したんですが、終了したあと、超絶しんどくて、しんどくて、しんどかった・・・・・
全力疾走でどこまでも走ったようなしんどさ。
今までにないしんどさで、ステロイドの威力を知った日です笑
ステロイドちゃん、今まで文句言っててごめんなさい。
ステロイドちゃんのおかげだったのね。
と思った日でした。
そして、この週は今までの中で最悪の週でした。
水曜日は泣く泣く泣く。私の涙腺は滝壺かと思えるくらい泣く笑
今から考えるとなんであんなにも泣いてたんだろうと思うんですが、あのときは涙が止まらなかったです。
今までの抗がん剤投与でも少し泣くということはあったんですが、こんなに涙がとまらな〜いのは初めてでした。
この日、ちょうどツイッターでフォローさせていただいている方の転移があったというツイートを見てしまって、余計に泣いていたのかもと思います。
御本人はまぁ、頑張るわっていう感じであっけらかんとされていたのですが、どうも私にはキツかったようでした。
ネットって自分に対して良い情報も悪い情報も入ってくるので取捨選択が必要なんですが、こう病気になると本当にいろいろと見てしまいますよね。
わかって入るんですけどね、どうしても時間があると見てしまいます。
そして、次の日の木曜日は朝から、オンコロジストとのミーティングだったんですが、起きたら目は腫れてるは頭はガンガンするわでした。
それでも、行かなきゃという使命にかられて、準備をしていたんですが、朝ごはんのフルーツ食べたら胃がひくひくと痙攣のような感じになって、吐く。
病院ってちょっと元気がなくて本当に体調悪いと行けないよな〜なんて考えながらその日のミーティングはキャンセルさせてもらいました。
あとから考えたら、精神的なものから来てるものが大半なんだと思います。
でも、その当時はもう無理〜って思って、何も考えずに寝てました。
すべて忘れて寝れるなら寝るのが一番!
この悪さはステロイドを減らした方というのもあったと思います。
そして、抗がん剤投与中って自分で感情コントロールとかすっごく難しくなったなと思いました。
泣いたりするのも副作用の一つらしいですが、副作用で泣くってわかってても、泣きながら、なんで自分こんなに泣いてるんだろう、ちょっと頭おかしくなったのかなとか思ってました笑
あとから考えると、まぁ副作用の一つよって思え、割り切れるんですけどね〜
パクリタキセル9回目
この日はデキシメタゾンを2つぶ服用して、挑みました。
やっぱりステロイドちゃんは2つぶ必要よ!
そうしたら、投与後のしんどさも、全速疾走した感じでもなく、いつも通りに戻りました。
この週は、明るく過ごそうと思って、自作の元気ソングとかを歌って過ごしてました。
病は気からということで、ちょっとでも自分の気を盛り上げるために笑
この回くらいから、投与中、ルート確保されている周辺が冷たくなってることに気が付きました。
なので、ヒートパックもらってその周辺や手先を温めることに。
私は末端冷え性でもあるので、どうしても腕まくりをしてると手先とかが冷えてきます。
なので、温めることでちょっとは血管が広がって、流れやすくなるかな〜と思って。
トイレに行ったら、普段は出さないお湯で手を温めながら洗ったりとかしてました。
そのおかげか、投与中、ルート確保した周辺が赤くなることがなくなりました。
パクリタキセル10回目
アレルギー反応もなく、いつも通りに終わりました。
看護師さんには「また来週ね〜」と言って帰るまでになりました笑
強くなったわ笑
手先やルート確保された周辺を温めることも続けました。
やっぱり赤くならないし、私には効いているようです。
私、どんだけ冷え性なんだって話ですけどね笑
もうここまで来たらだいたいの調子悪い日と良い日の区別がつくようにもなってきたので、週末近くなったらお友達とご飯いったりしてました。
それでも、そのお友達にはすべてを話してる上でなんですけどね。
その日になって、もし体調悪くてもしキャンセルしないといけない場合を考えると、言わない予定のお友達には会いにくいなと思ってしまったのです。
そして、無理して今会う必要もないわと。
ただ、お友達と会って、どうしようもない話でケラケラと笑いあえるのはとっても良かったです。
笑いは病に効きますね!
少し疲れたりもしましたが、やっぱり人とあって笑うってのは良いんだな〜と思いました。
パクリタキセル11回目
この日もいつも通りに終了!
残りあと1回になりました!
嬉しい!
※この体験談は一個人のものです。副作用の出方や薬の効き方は人それぞれかと思います為、一個人のお話として受け取っていただければと思います。